続:独学生活。

通教記録帳ときどき雑記

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20080903

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20080515

[読了]図解! あなたもいままでの10倍速く本が読める


図解! あなたもいままでの10倍速く本が読める図解! あなたもいままでの10倍速く本が読める

著者:神田 昌典
出版社: フォレスト出版 (2005/5/24)
ISBN-10: 4894511959
ISBN-13: 978-4894511958
発売日: 2005/5/24

仕事に、試験勉強に…あっという間に文書が読めて、しっかり理解できる!ページを頭に写し取る!新聞、雑誌でも大注目の、常識を覆す速読術「フォトリーディング」のノウハウを大図解。速読を超えた速読「フォトリーディング」がよくわかる。(引用元:amazon.co.jp


速読関係の本って凄く売れているみたいだけど、この本もとっても人気があるみたいですね。偶然手に取る機会があったので読んでみました。

最初の内容が余りにも(自主規制)で、別の意味で洗脳っぽいなあ…なんて思いつつ読み始めましたが、意外とためになりました。
といっても、この本に書かれているフォトリーディング手法が出来るようになった!なんて事は全くないですし、果たしてこの本だけで実践できるヒトがどれだけいるかと疑問ですけどねい。

けれど、フォトリーディングの手法を意識することで、良い意味で読書法が変わると思いました。
特に、本を読む目的を意識する事って実は大切なことだなあ、と。

10倍速く読めるようにはなれないと思うけど、一読して良かったです。

20080506

[読了]裁判長!これで執行猶予は甘くないすか

裁判長!これで執行猶予は甘くないすか裁判長!これで執行猶予は甘くないすか

著者:北尾 トロ
出版社: 文藝春秋 (2007/04)
ISBN-10: 4163675604
ISBN-13: 978-4163675602
発売日: 2007/04

内容
笑いあり、怒りあり、涙あり…。法廷は、映画や小説、ワイドショーもぶっ飛ぶ人生劇場。これさえ読めば、もう裁判員制度もこわくない! 「裁判長!ここは懲役4年でどうすか」に続く、裁判傍聴記第2弾。


以前読んだ「裁判長!ここは懲役4年でどうすか」の続編をようやく読み終えました。前作で北尾さんのスタンスを理解していたので、今作はそれほど不快感無く読めましたよ。(@学習したわたし)

前作の傍聴素人っぷりが抜けきって、ますますパワーアップした今作は、より野次馬根性に拍車がかかり、さらには上から目線もちらほらと混じっておりました。けれど、前作よりもわたしは深く考えさせられることが多かったのですよね。…なんでだろう?

こういう傍聴マニアさんが書かれる本やネットコラムなどを読むようになって思うのは、犯罪というものがいかに身近にあるのか、ということ。そして、自らが被害者にも被告にもなり得ること。今作の中にも、そのような事件がたくさんありました。

また、北尾さんが取り上げる事件は特に小さな事件が多く、再犯率の高さについてところどころで書かれており、そういった事件のやり取りを読んでいると、裁判官や検事、弁護士の方々は、ある程度「仕事」としてこなさないとやってられないんだろうなあ、と思えました。…なんて、もちろん当事者にとっては一大事であるから、そんな風にこなされるなんてとんでもない!なのでしょうけどね。

色々考えさせられる部分もあり、また、今作は阿曽山大噴火さんとの対談やダンディさん(注:ダンディ坂野さんではないです)との対談から、「傍聴」についてのスタンスの違いを学ぶことができ、とっても興味深く読むことができました。

こないだ大阪高等裁判所に行ったのだけど、時間が無く傍聴が出来なかったので、裁判員制度も始まることだしそれまでには必ず傍聴に行こう、とこの本を読んで強く思いました。

20080404

[読了]そして殺人者は野に放たれる

そして殺人者は野に放たれる
そして殺人者は野に放たれる (新潮文庫)
著者:日垣 隆
出版社: 新潮社 (2006/10)
ISBN-10: 4101300518
ISBN-13: 978-4101300511
発売日: 2006/10

「心神喪失」の名の下で、あの殺人者が戻ってくる!「テレビがうるさい」と二世帯五人を惨殺した学生や、お受験苦から我が子三人を絞殺した母親が、罪に問われない異常な日本。“人権”を唱えて精神障害者の犯罪報道をタブー視するメディア、その傍らで放置される障害者、そして、空虚な判例を重ねる司法の思考停止に正面から切り込む渾身のリポート。第三回新潮ドキュメント賞受賞作品。(引用元:amazon.co.jp

かなり以前から図書館で延長延長で借り出し、少しずつ読み進め、ようやく読み終えることができました。
読むこと(@知ること)がとても辛かったです。

刑法第39条
心神喪失者の行為は、罰しない。
心神衰弱者の行為は、その刑を軽減する。


この本は、刑法39条に焦点を当てた内容です。
著者の日垣さんは、約10年をかけて取材し続けた結果をこの本にまとめられています。
その内容は想像を絶するもので、これまでのほほんと過ごしていた自分が恥ずかしくなりました。と同時に、知れば知るほど怖くなりました。

心神喪失者、心神耗弱者にまつわるさまざまな事件について、真実を詳細に書き綴られているのですが、最初は「本当にこんなことがあり得るの?」というキモチでいっぱいでした。けれど、次々でてくる内容に、これまで知らなかった真実を知り、被害者の思いを考えると胸が張り裂けそうです。

精神鑑定についての内容にも驚きです。
この精神鑑定では、安易に統合失調症と診断されており、そして、『「統合失調症でありさえすれば、いついかなる場合でも絶対的かつ無条件に心神喪失、責任無能力で無罪」と主張する精神科医もいる(p70)』そうで、これでは精神病の方はイコール凶悪犯罪に走る、という偏見を植え付けているだけですよね。
この件については時々ニュースなどでも取り上げられていますけど、これだけ安易な診断を下していれば、偏見を助長するのも当たり前だと思いました。
(注:本書では名称変更前の精神分裂症となっています。)

あと、覚醒剤や飲酒が絡んだ事件についても取り上げられています。
こちらは特に、読めば読むほど怒りがこみ上げてくる内容です。

この本を読み始めてからニュースをみていると、「心神喪失」「心神衰弱」「精神鑑定」という言葉が頻繁に使われていることに改めて気付き、これまでの無関心さを改めて痛感です。

その他、性染色体異常(XYY個体)についてのエピソードや、刑法40条が削除された理由など、本当に様々な事実が書かれているので、この本は機会があればぜひ読んで欲しいです。

この本の出版後に「心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者の医療及び観察等に関する法律(心神喪失者等医療観察法)」が成立されているようです。
参考:医療観察法.NET ⇒ http://www.kansatuhou.net/

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20080310

[読了]悪人

悪人悪人

著者:吉田修一
出版社: 朝日新聞社 (2007/4/6)
ISBN-10: 402250272X
ISBN-13: 978-4022502728
発売日: 2007/4/6

なぜ、もっと早くに出会わなかったのだろう??携帯サイトで知り合った女性を殺害した一人の男。再び彼は別の女性と共に逃避行に及ぶ。二人は互いの姿に何を見たのか? 残された家族や友人たちの思い、そして、揺れ動く二人の純愛劇。一つの事件の背景にある、様々な関係者たちの感情を静謐な筆致で描いた渾身の傑作長編。(引用元:amazon.co.jp

hyomiさんのブログで紹介されていたのを拝見した時に図書館で予約したのですが、ようやく回ってきましたよう。…な…長かったー!
結構な文量なので時間がかかるかな?と思いつつ読み始めたのですが、ストーリーに惹き込まれあっという間に読了。待ってる時間のがもっそい長かったというわけでしたorz

内容はとても読ませるもので、出てくる人物ひとりひとりに魂を込めて描いているのが伺い知れます。また、でてくる人が本当に普通の人で、その普通さに重ねて見えるものが多く、それがダイレクトに伝わってきて少しキモチ悪くもなりました。
ちょっとあり得ないなあ…とわたしには思える部分(例えばヘルス嬢とのお弁当のエピソード)がちらほらあったのですが、そこに救われた感じです。

以下ネタバレ含。
(「続きを読む」をクリック。)
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20080305

[読了]女検事ほど面白い仕事はない

女検事ほど面白い仕事はない (講談社文庫)女検事ほど面白い仕事はない (講談社文庫)
著者:田島優子
出版社: 講談社 (2002/08)
ISBN-10: 4062735172
ISBN-13: 978-4062735179
発売日: 2002/08

どうして女だてらに検事なんかになったのか、検事になる女ってやっぱり変わり者?そんな差別的な視線をものともせず、事件に敢然と立ち向かう。だって正義を貫くのに男も女も関係ないから!捜査も面白いし、毎日が楽しくて仕方がない。検事歴十三年の女性検事の仕事から、司法の仕組みが見えてくる。 (引用元:amazon.co.jp

偶然見つけたサイトでこの本が紹介されていて、さらに別のブログでも紹介されているのをみて、これはわたしに読んで欲しいんだな、と勝手に思い込み思い読んでみました。

著者の田島優子さんは、学生時代に弁護士を目指し東京大学へ進学。卒業後、1年の浪人生活を経て司法試験に合格。司法修習先の弁護士事務所がとてもアレ過ぎたため(←詳細は本で読んで下さいな)、検事になったという方です。その後、無事検事となり、結婚、妊娠、出産、子育てをしながらの検事生活13年を平易な文章で書き綴っています。

検事という独特な世界を、女性特有の切り口で簡潔に誠実に語っています。わたしは検事という職業については全く知識を持ち合わせていなかったので、興味津々に読み進め、知らない世界を垣間見る事ができ、とても勉強になりました。全体的にはとっても面白い本だと思います。

特に面白かったのは、新任検事時代のエピソード、司法試験改革(←新司改革ではありません)、外務省時代のエピソード。それぞれが唸らされる内容で、「生まれ変わったら猛勉強して検事になりたいな」とさえ思いましたもん(←単純)

けれど、この方は「外務省で国際政治や国際経済といったマクロな世界に触れたあと、スーパーの万引きや会社員の使い込みといったきわめてミクロな話ばかりの仕事に戻るのは、自分自身が矮小化されてしまうようで、耐えがたい気がした(p241引用)」という理由で、結局検事を辞めてしまわれるんですよね。

言いたい事はとてもわかるのですが、タイトルとのギャップに思わずひいてしまいました。うーん。ここが残念。そう思うキモチはわからないでもないだけに、余計タイトルが邪魔した感じです。
あと、「女性」が「男性」と対等に社会で働く難しさを根底に書かれていますが、わたし自身が「女性社会」でしか働いていないので、その辺の苦労を想像でしか感じる事が出来なかったのが残念。これはわたしの環境なので、他の方はきっと共感を覚える事が多々あるのでしょうね。

検事という仕事について知らないという方には、読んで得るものはたくさんあると思います。ちなみに、弁護士の実情もちらっと垣間見れます。(←これが結構衝撃的でした)。

20080127

[読了]食い逃げされてもバイトは雇うな 禁じられた数字 〈上〉

食い逃げされてもバイトは雇うな 禁じられた数字 〈上〉食い逃げされてもバイトは雇うな 禁じられた数字 〈上〉

著者:山田 真哉
出版社: 光文社 (2007/4/17)
ISBN-10: 4334034004
ISBN-13: 978-4334034009
発売日: 2007/4/17

『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』第2弾
●あの牛丼屋に食券機がない理由
●節約しているのにお金が残らない理由
●『ゲド戦記』がすごい本当の理由
●1グラムなのに「タウリン1000ミリグラム」の理由
●経営者がキリのいい数字を目標にする理由
●「9割が泣いた」というコピーに惹かれる理由
●客のいない古本屋が潰れない理由
●「0円」広告が多い理由
●大阪がいつまでも東京に勝てない理由
●株の法則がデタラメな理由
そして......
●食い逃げされてもバイトを雇ってはいけない理由とは? (引用元:amazon.co.jp

さおだけ屋」さんで著者の山田さんに興味を抱いたので、続けてこちらも読了しました。

この本もまた、身近な例えを用いて「数字」のアレコレを教えてくれています。山田さんがあとがきで書かれているように、1時間程度で読めるようになっているのですが、じっくり読んでいくと実に多くのことが学べちゃうんですよね。素晴らしいなあと思いました。

「数字に上手くなる」をコンセプトに平易に書いて下さっていて、何度も何度も唸らされる内容でした。特に、「数字の暴力性」については「ほんとにその通りだなあ」と納得し、タイトルの「食い逃げされてもバイトは雇うな」の答えも納得。そして、何より「6時53分」に「なるほどなああ!」と激しく唸らされました(笑)
「数字」のもつチカラを知ることができ、「数字」に対する考えが一変。
読んで良かった、と激しく思っております。

こちらも気になるおヒトは図書館もしくはブックオフでどぞ!
わたしは買っちゃいましたけどねい。
下巻が楽しみです。

ちなみに、「さおだけ屋」さんの内容をより平易にしたもの且つ内容もややかぶりがあるので、先に「さおだけ屋」さんを読むことをおすすめします。そして、本当に会計を学びたい方には、かなり物足りない内容だと思われますので要注意。

20080126

[読了]裁判長!ここは懲役4年でどうすか

裁判長!ここは懲役4年でどうすか (文春文庫)裁判長!ここは懲役4年でどうすか (文春文庫)

著者:北尾 トロ
出版社: 文藝春秋 (2006/07)
ISBN-10: 4167679965
ISBN-13: 978-4167679965
発売日: 2006/07

内容(「BOOK」データベースより)
ワイドショーも小説もぶっとぶほどリアルで面白いのがナマの裁判だ。しかもタダで誰でも傍聴できる。殺人、DV、詐欺、強姦…。突っ込みどころ満載の弁明や、外見からは想像できない性癖、傍聴席の女子高生にハッスルする裁判官。「こいつ、絶対やってるよ!」と心の中で叫びつつ足繁く通った傑作裁判傍聴記。 (引用元:amazon.co.jp

この本は、ライターの北尾トロさんが、雑誌の企画で始めた傍聴記録です。
北尾さんは法律に関しては全くの素人で、企画で聴きに行った傍聴にすっかりはまり傍聴マニアになったそう。
わたしも通教で法律を学び始めたとはいえ、まだまだ素人。しかも、裁判の傍聴なんてしたことがないので、わくわく読み始めました。
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20080125

[読了]さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学

さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学 (光文社新書)さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学 (光文社新書)

著者:山田 真哉
出版社: 光文社 (2005/2/16)
ISBN-10: 4334032915
ISBN-13: 978-4334032913

内容(「BOOK」データベースより)
本書では、日々の生活に転がっている「身近な疑問」から考えはじめることで、会計の重要なエッセンスを学んでいきます。いわゆる「会計の入門書」ではありません。細かい財務諸表はひとつも出てきませんし、専門用語もそれほど多くはないので、気を楽にして、ひとつの読み物として読んでみてください。 (引用元:amazon.co.jp

簿記のお勉強をしてからというもの、会計については興味津々でした。
なので、この本を手に取ってみたのですが…結論から言うと、面白かった!です。

さおだけ屋はなぜ潰れないのか?
というタイトルは、当然ながらきっかけに過ぎず、身近な例えを上手く使って「数字」のアレコレを教えてくれています。
特に、「1000円の商品を500円に値引きしたものと、101万円の商品を100万円に値引きしたものとどちらを選ぶべきか」「昼過ぎに100個弁当を完売したにも関わらず、なぜか社長に叱られた弁当屋店長」のエピソードは、なるほどなあと唸らされると同時に、着眼点について改めて考えさせられるものでした。

ほぼ素人のおヒトを対象にしているので、とても読みやすい本になっています。そして、会計に興味が無くても、得るものはたくさんあると思いますよ。
本を読み慣れている方なら2時間もしないで読了できると思うので、気分転換に図書館もしくはブックオフへどぞ!

20071209

[読了]司法のしゃべりすぎ

司法のしゃべりすぎ (新潮新書)司法のしゃべりすぎ

著者:井上薫
新書: 186ページ
出版社: 新潮社 (2005/02)
ISBN-10: 4106101033
ISBN-13: 978-4106101038
発売日: 2005/02

現役判事が司法の抱える問題点を鋭く突く。不要に原告を疲弊させ、理不尽に被告を傷つけ、無駄に裁判を遅延させる「蛇足」の正体とは何か。戦後補償訴訟、中国人の強制連行、ロッキード事件、ロス疑惑、「悪魔ちゃん」事件など、現実の裁判を例にあげて蛇足の弊害を明らかにする。まったく新しい視点から裁判を論じた画期的な提言。裁判を見る目が一変すること間違いなし。
Amazon.co.jpより引用)

図書館でタイトルに惹かれ借りてみました。
結構期待して読み始めたのですが、微妙な感じで読了。
まだ法を学び始めたばかりなので知らないこともたくさん書かれており、とても勉強にはなりました。
が、著者さんの主張に疑問を生ずる部分も多く、消化不良に終わってしまい残念。
どの本もそうだと思いますが、この本は特に読む人のバックグラウンドによって、感想がかなり違ってきそうに思います。
気になる人は、購入するよりもまずは図書館へ。